8月1日
真夏の太陽が激しく照りつける午後3時、豆千代は眠るように息を引き取り、家族みんなで送ってあげました。
2007年2月24日生まれ
地元のペットショップのHPでお目当てのこをお迎えするべく、お店に行ってみたところ、そのこはすでに成約済でした。
残念に思い、店の中を見ていた時、希望していた犬種とも違う少し他のこより大きいチワワが目に入りました。
抱っこするとガクガクブルブル震えて決して相性がいいとは思えなかったけど、なぜかこのこだと直感でその日のうちに連れて帰ってました。
それがちょうど2007年6月24日で豆千代4ヶ月のころでした。
性格はビビリで気の強いお嬢様気質
当時は新築だったマンションが一気にボロくされ、家も心も傷ついた。
完全な内犬だったので、散歩へも行かず、一日中家の中を自由に動き回っていました。
当時はまだ子どもたちも生まれていないし、かわいいかわいいでわがままに育ててました。
そんな性格も歳を追うごとに丸く変化していき、家に来る人にも甘えるようになり、ますます可愛くなっていきました。
持病もなく病院通いとは無縁の超健康体でした。
食べることが大好きでよく催促吠えしていました。
そんな生活がずっと続いていくと思っていたある日。
2022年3月27日、夜中に突然呼吸困難になり意識を失って倒れてしまいました。
すぐに気付き声をかけて、意識は戻りましたが、呼吸が荒くその晩は一睡もできませんでした。
病院へ連れて行くと、即入院。
この日はもう戻って来れないかもと覚悟しました。
しかし、同日の夕方呼吸も安定し家に帰れるようになりました。
そして、この日から心臓の病気が発覚し、投薬治療をするようになりました。
しばらくすると体調も回復し、ごはんも食べ薬も飲み体調も安定していたと思います。
しかし、7月の末になるとお腹や胸に水が溜まって食欲はおろか、呼吸もとても苦しそうでした。
胸に直接注射器を刺して水をぬいていました。1回で130ccくらいたまりあの小さな体に負担をかけていました。
ごはんを食べなくなり、水を飲むのも一苦労。フラフラよたよたで常に横になっていました。
それでも最期まで自力で水を飲み、トイレで排泄していました。
そして、その時は突然きました。
朝仕事へ行く時かなり弱ってはいたけど、まだ大丈夫ろうと思っていました。
子どもたちが夏休みなので、何か異変があったらすぐ連絡入るし心配はしていませんでした。
しかし、仕事場から帰っている途中電話が鳴りました。
娘の必死に「早く帰って」という言葉と、となりで息子が「まめ、まめ」と泣き叫ぶ声が聞こえて、早く帰らなくちゃという気持ちと帰るのが怖い気持ちですでに泣き出しそいになってました。
わたしが帰るともう既に動かなくなっていた豆千代がいました。必死におかーさんだよって声をかけましたが反応することはありませんでした。ほんの10分くらいの出来事です。あっという間でした。
その後動物病院へ連れて行き、診断してもらい、身体をきれいにして頂きました。
みんなで大号泣が止まりませんでした。
最期はハアハア苦しむこともなく眠るように旅立ちました。今にもむくって動き出しそうな、、ほんとに疲れて寝ているだけのような穏やかな表情です。
家族みんながいる時に送ってあげられて本当に良かったと思います。
15歳半
うちのこになってくれてほんとにありがとう。
毎日たくさんの癒しをありがとう。
わたしの中にはいつもまめがいます。
これからもずっとうちの家族です。
蝉の声がいつまでも頭に響いていました。
最後までお読みいただきありがとうございました。